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目時 直人; 金子 耕士; 荒木 新吾; 神木 正史*; 岩佐 和晃*; 桑原 慶太郎*; Bernhoeft, N.*; Mignot, J.-M.*; Gukasov, A.*; 佐藤 英行*; et al.
Journal of Magnetism and Magnetic Materials, 272-276(Suppl.), p.e91 - e92, 2004/05
被引用回数:1 パーセンタイル:7.1(Materials Science, Multidisciplinary)重い電子系超伝導体PrOsSbの磁場誘起秩序相(FIOP相)が、反強四極子秩序相であることを、冷中性子三軸分光器LTASを用いて、磁場中,超低温の中性子散乱実験を行うことによって明らかにした。この実験によって、FIOP相において、0.02の小さな反強磁性モーメントが誘起されることを観察した。平均場理論による解析から、この反強磁性秩序は、四極子モーメントOの反強的な秩序によって誘起され、しかもその秩序にはO間の反強四極子相互作用が本質的な役割をしていることが明らかになった。そのため、この秩序が磁場誘起反強四極子秩序であることが結論され、この秩序相が安定化するために、Pr-4電子が一重項基底状態及び三重項第一励起状態を持つことを明らかにした。さらにこの4電子状態を磁場中における中性子非弾性散乱による結晶場励起の測定によって確認した。
立岩 尚之*; 目時 直人; 小池 良浩; 及川 健一; 木村 憲彰*; 小松原 武美*; 青木 晴善*
Journal of the Physical Society of Japan, 70(8), p.2425 - 2436, 2001/08
被引用回数:14 パーセンタイル:61.76(Physics, Multidisciplinary)UPdSiは、その局在的な5f電子状態の存在が、帯磁率のキュリー則,磁気転移点における弾性定数C44のソフト化によってその可能性が示されていた。今回、中性子散乱実験よる結晶場励起及びスピン波励起の観察から、この物質の局在的な5f電子状態の存在を実験的に明らかにした。また弾性散乱実験によって、19Kでは8cサイトのウランが反強磁性転移を示し、2Kで4aサイトのウランが強磁性転移を示すことを明らかにした。このように、異なる転移温度で局在f電子に伴う強磁性秩序と反強磁性秩序が共存する化合物はこの物質が初めてである。
目時 直人; 山内 宏樹; 松田 雅昌*; Fernandez Baca, J.*; 吉田 雅洋*; 吉澤 英樹*; 萩原 雅人*; 綿貫 竜太*
no journal, ,
NdBの磁気構造と電子状態を報告し、逐次転移のメカニズムを提案する。II相では面内磁気モーメントを伴うAll-in All-out構造(4)と、軸モーメントの反強磁性ダイマー構造(10)が共存し、さらに低温のIII・IV相ではの長周期変調を伴う。ランダウ理論による解析からがの高次()の誘起秩序変数として表現され、多極子相互作用が示唆される。NdBの電子状態は基底状態(=5/2)の3meV上に=7/2の第一励起が存在し、これらによる準四重項状態を使って(1)中間相はの磁気秩序相、(2)低温相はと電気四極子の結合相、という逐次転移のメカニズムが提案できる。